店舗/リノベーション/2014

首都圏の木材需要の大部分をまかなう木材問屋街・新木場。その中で、日本原産の「杉」を中心とした材木商を100年営む「榎戸材木店」さん社屋のリノベーション工事です。

材木商とご紹介しましたが、その枠には収まりきらない活動をされている榎戸材木店さん。力を入れている山武杉(さんぶすぎ・千葉県山武市原産の銘木)の材木卸はもちろん、杉のレーザー加工や、その技術と製品加工後の端材からブローチやオーナメントなどの雑貨制作もされています。

今までは事務所機能だけであった社屋ですが、今後は「ひとが集まり、木とつながる場所」にしたいとのご要望。そこで今回の工事で、社屋にギャラリー+FabLaboの機能を持たせることになりました。

※前職アトリエフルカワ一級建築士事務所で担当したWORKSです。

既存の小屋組は塗装して、高い吹き抜け空間を演出しています。

建具には榎戸材木店さんの看板商品「山武杉」を使用しました。特有のきれいな淡紅色が、やわらかな白漆喰の空間に映えます。

杉の無垢フローリングを加工して、床上のコンセントボックスを作っていただきました。

床:杉 無垢フローリング
壁:漆喰 左官仕上げ  
天井:ペンキ 塗装仕上げ