ずっと気になっていた、ボケの実。

大きくて石のように固い果実は、小ぶりで可愛らしいボケの花とは似つかないもの。けれど、毎年毎年、庭でたわわに実っては落果し、ただ朽ちてゆくだけのボケの実を、今年はどうにか生かすことはできないかと、果実酒にすることにしました。

調べてみると、疲労回復に効く薬用酒になるそうです。実際に実を採ってみると、あまくてやわらかい美しい香りが。期待が高まります。

ぐるり舎的 ボケ酒のつくりかた

材料
ボケの実(種をとったもの)250g
氷砂糖 125g
ホワイトリカー 500ml
クローブ 2粒
ローリエ 1枚

  1. ボケの実を採ります。
    今回は落果がはじまりかけた10月23日に採りました。
  2. 実の汚れをよく落とし、水気をとります。
  3. 実を四つ切りにして種をとり、お酒にする実の重さを計り、氷砂糖・ホワイトリカーの量を決めます。
    今回は、氷砂糖は実の50%、ホワイトリカーは200%でつくりました。実をかじったらかなり酸っぱかったので、一般的な果実酒より砂糖が多めです。
  4. 消毒した広口の瓶に、実と氷砂糖を交互に入れてゆきます。一緒にクローブとローリエもいれます。
  5. 瓶にホワイトリカーをそそぎ、冷暗所で保管します。

飲み頃は3〜12ヶ月と、さまざまな情報が。ですので、こまめに味を見ながら、わたしなりの飲み始めや果実を取り出すタイミングを見つけようと思います。

余談ですが、ボケは漢字で「木瓜」だそう。「木になる瓜」・・・ボケの実の見た目そのままですね。

>できあがったボケ酒の様子はこちらから