新しい保育園のプロジェクトの現地確認のため、埼玉県東松山市へ行ってきました。すでに基本設計は終えているので、今回は法的な手続きのための諸要素の拾い出しが主目的でした。

法的な手続きのための諸要素とは…敷地境界マーク、前面道路の現況幅員、上下水道の接続先、電気の引き込み、敷地内の既存物(電柱、最終枡、上水菅引き込み、ガス菅引き込み、指定樹木、消防水利など)など

敷地は市街化調整区域内かつ数年前まで畑として使われていたところなので、開発許可申請とともに農地転用許可申請の手続きも必要となってきます。
同じ建物を立てる場合でも、敷地が属している区域によって、着工までの手続きの種類や量が変わってきますので、スケジュール計画段階での注意が必要です。土地の購入からご検討されている場合は、早い段階で不動産屋さんや身近な建築士へご相談してくださいね。

敷地をぐるりと囲むように、おとなりの畑には栗の木が植えられていました。東松山市は埼玉県内有数のの産地であるそうで、小規模な農家の方々も積極的に栗の栽培をされているのかもしれません。

「栗の木」「子ども」という言葉で思い出すのは、童謡「大きな栗の木の下で」。手遊びを身体が覚えています。

おおきなくりの きのしたで
あなたと わたし なかよく あそびましょ
おおきなくりの きのしたで

おおきなくりの きのしたで
おはなししましょ みんなで わになって
おおきなくりの きのしたで

おおきなくりの きのしたで
おおきなゆめを おおきく そだてましょ
おおきなくりの きのしたで

今回の保育園は「大きな栗の木のそばで」ですが、この歌詞のように子どもたちには過ごしてもらえる居場所となれば…と想いを込めて、ひとつひとつ選択と決断を積み重ねてゆきます。