家族から「ゴールデンウィークに登った雲取山がよかった」と聞き、その日のうちに山行計画を立てて、わたしも雲取山へ行ってきました。

2019年5月29日〜5月30日
雲取山(2,017 m)
DAY1 池袋駅〜西武秩父駅〜(バス)〜三峰神社〜霧藻ヶ峰〜白岩山〜雲取山荘
DAY2  雲取山荘〜雲取山〜小雲取山〜七ッ石山〜鴨沢バス停〜(バス)〜奥多摩駅〜新宿駅

東京都最高峰であり見晴らしの良さで知られる雲取山ですが、ブナやコメツガなどの原生林が広がる秩父多摩甲斐国立公園の1座でもあります。今回はそんな見晴らしのよい稜線歩きと、奥深い原生林歩きと、どちらも楽しめるコースにしました。

霧がかる霧藻ヶ峰の原生林

1日目は生憎のくもり空。
しっとりとした霧の中、歩みを進めるごとに原生林の懐へ包まれてゆきます。

雲取山荘に到着した頃には、青空が見えるように。明日の見晴らしに期待が高まります。

野営地についたら、まずは持参したビールでおやつタイム
テントでごろごろしたら暗くなる前に晩ごはん
日没とともに就寝の準備

鳥のさえずりに起こされてテントの外へでると、ちょうど日の出のタイミング。いそいでテントを片付けて、雲取山のピークへ向かいました。

山頂では、南アルプスや富士山を眺めながらの朝ごはん。日差しがあたたかで身体がほぐれ、ついついのんびり過ごしてしまいました。

残りはほとんど下るだけ。鴨沢までのコースはよく整備されているため、景色に後ろ髪をひかれつつも、サクサクと進むことができます。

あっけなくバス停へ着き、駅へ、そして都会へ。あっという間の2日間でした。

ですが、山で過ごす時間は、たとえあっという間であったとしても、体の中を通り抜けるのではなく、染み込んで体の一部になってゆくような気がします。だから、どんな一瞬も、どんな一日も、山では永遠になるのです。

鴨沢バス停で見送ってくれた