永井宏さんを知っていますか?

さほど知らない、ましてや会ったこともない人だけど、その人という概念が生きる標になることはさほど珍しくない。わたしにとって永井さんはそんな存在です。

「誰にでも表現することはできる」
「暮らしそのものがあなたの作品になるんだ」

彼が残したそんな言葉たちに、わたしは励まされ続けてきました。

先日、永井さんが残した8冊の本から編まれた散文集『サンライト』が、夏葉社から出版されました。あとがきの中で、編集者の丹治史彦さんが彼のことをこう表現しています。

「一番最初に先ず『励ます人』という言葉が思い浮かぶ。『背中を押す人』『けしかける人』『種をまく人』、言い方はいろいろあるが、永井さんはとにかく人に何かをすることを勧めるのが上手だった。」

丹治さん自身、永井さんに励まされ、出版社「アノニマスタジオ」を立ち上げられています。(アノニマスタジオの本も好きなものが多いです…)

そんな『サンライト』の発売にあたり、丹治さんと夏葉社の島田潤一郎さんのおはなし会が、ご近所・往来堂書店であるそうです。

トークイベント「本を作ること、永井さんのこと」
2019年10月18日(金)19:30~21:00
http://www.ohraido.com/archives/10133

岡山滞在中なので、わたしは参加できないのですが、きっとすてきな時間になると思うので、シェアを。表現すること、ものをつくること、なにかを始めるときにお守りになる言葉と出会えると思います。

【サンライト/永井宏】