パンフレットとカードをデザインさせていただいたNPO法人リスニングママ・プロジェクト(愛称リスママ)さんが、初めてのクラウドファンディングに挑戦されています。期間は2024年5月31日まで。

▶︎リスママさんのクラウドファンディングページはこちら


リスママが「今回の寄付で実現したいこと」に挙げているのが「聴いてもらう」ことの啓発。

わたしはリスママのみなさんとのものづくりを通して、リスママのサービス利用者さんとは違う形にはなるけれど、聴いてもらうことによっておこる自分の心の変化を体験しました。(そのあたりは、こちらのWORKS紹介ページの終わりにちょこっと書いてあります)

あの体験が、どこかで孤立した心情を抱えている母親にも届いたら……と強く願うのはもちろん、ただただシンプルに、わたしも聴いてもらいたいし、聴きたいから、だからこのクラファンを応援しています。


リスママのInstagramで、クラファン期間中に開催されている「お夜食ライブ」。(ネーミングがすてき!)わたしも、子どもの寝かしつけ当番ではない日は、お夜食をつまみながら楽しませてもらっています。みなさんもぜひ。


クラファンページから、リスママ代表の豊平さとみさんのメッセージを引用します。

NPO法人リスニングママ・プロジェクト代表理事の豊平さとみです。
私たちの活動は、話を共感的に聴くことで、お母さん自身の力を取り戻す子育て支援です。家事支援や子どもの預かりのような、直接的に力を貸すものではありません。
パートナーや家族や友人がいる人は大丈夫、そんな風に思われるかもしれません。
実は、身近な人だからこそ、話せないこともあるのです。初めての子育てで全員がいっぱいいっぱいになっていたら、心がすれ違ったり、助け合う関係性をうまく築けずにいることもあります。
よかれとやってくれたことが、自分のやりたいこととズレている時。受け取れなかった時は罪悪感を、無理やり受け入れた時には残念感を、迷っている時に何かを決めつけられたら悲しさを感じます。こんな小さなことも積み重なると、周りを頼れなくなる。これはどんな人にも起こりうる「孤独」です。
私自身この10年間、心がちくりと痛むたびに聴いてもらい、助けられてきました。日常の小さな嘆きを受け止めてもらうと、本来あった「選択する力」や、「周りの人に協力してもらう力」も引き出されてきます。しがらみのない場でいったん話せることで、抱え込まずに済むのです。
家族や友人がいても、内側に起こりえる「孤独」。ここに寄り添う私たちの活動は、子どもの健やかな成長を、社会で支える一つの方法だと思っています。
この活動に、ぜひご参加ください。

はじめての子育てに奮闘する中で、わたしを振り回したさまざまな感情は、じっくり紐解いてゆくとそのほとんどが「孤独」に辿り着きました。そしてその「孤独であると感じること」自体が、もっともっとわたしを孤独にさせました。あの感じ……決して忘れられませんし、忘れたくありません。