予てより希望していた「自立循環型住宅設計講習会」の受講が叶いました。

自立循環型住宅」とは、身近な技術を用い、居住性や利便性を向上させつつ、居住時のエネルギー消費量を削減できる、現時点で実用可能な住宅の考え方です。設計講習会では、⼀般財団法⼈建築環境・省エネルギー機構が研究成果の⼀環として制作した『⾃⽴循環型住宅への設計ガイドライン』をテキストに、まる1日かけて自立循環型住宅について学ぶことができます。


学んだ内容は設計に生かすとして、印象的だったのがオリエンテーション。

運営の方が「乾燥しすぎないよう、肌寒いかもしれませんが空調温度はあまり上げません」「メモを取りやすいよう、プロジェクターは若干見えにくいかもしれないが暗くしません」等をアナウンスしてくれました。

風邪が流行っていて防寒は備えている今の季節は、気になるのは寒さより乾燥。
テキストを中心に扱う講習会では、パワーポイントより手元資料の方が大切。

主催者の方の「よりよい環境で学び取ってほしい」っていう意向が伝わってきました。

巷に溢れる「貸し会議室」はどこも厳しい空間ですが、気づかいひとつでぐっと環境は変わるのだと実感しました。


学ぶことの大変さ、大切さ、楽しさ。
誰から、いつ、どこで、どうやって、学ぶか。

ぐるぐると考える今日この頃です。

今回受講した講習会は「改修版概要」「新築版概要(温暖地版)」。次回は「改修版詳細」の受講に挑戦したいと思います。